カルシウムと糖尿病・インスリン

カルシウムと糖尿病とインスリン

カルシウムと糖尿病とインスリン

カルシウムと糖尿病とインスリン

カルシウムは、糖尿病インスリン分泌に関係があります。

 

 

カルシウム=骨というイメージが一般的ですが、
カルシウムが不足すると糖尿病になる恐れがあることは、
あまり知られていないのが現状です。

 

 

そもそも糖尿病とはなんでしょう。

 

 

炭水化物を摂取すると、
胃や十二指腸などで消化・分解され、腸でブドウ糖が吸収されます。

 

 

そして、血中にブドウ糖が入り込むと、すい臓からインスリンを血液中に放出します。

 

 

それによって、血糖値も下がり、安定した血糖値が維持されます。

 

 

しかし、以下の理由により、インスリンが正常に機能しなくなると糖尿病の原因となります。

 

 

◆糖尿病の原因

・インスリンが出ない

 

・インスリン感受性が低い

 

 

インスリンが出ない場合は、すい臓の機能自体の低下や、
インスリンの原材料である栄養成分の不足によるものが挙げられます。

 

 

インスリン感受性が低い場合は、
インスリン分泌は十分なのに肝臓や筋肉、脂肪細胞などで
インスリンが正常に働かなくなった状態のことです。

 

 

どちらに原因があっても糖尿病の原因となります。

 

 

 

ちなみに、インスリンの感受性を高めるためには、シナモンが有効だとされています。

 

 

カルシウムはインスリンの原材料となり、インスリンの分泌を促す栄養成分となります。

 

 

カルシウムが不足すると、インスリンが正常に分泌されなくなり、
血液中のブドウ糖が取り込まれず、血液中に溢れてきます。

 

 

すると、血液中の血糖値が高くなり、その状態が慢性化すると糖尿病を発症します。

 

 

このことから、糖尿病の予防として、カルシウムを多くとることが不可欠とされています。

 

 

実際、糖尿の方が必要量のカルシウムの摂取したところ、
血糖値だけでなく、A1Cの数値も落ち着いてきた例があります。

 

 

また、糖尿の方はカロリー制限されているため、
必然的にカルシウム不足になりやすい状態にあります。

 

 

そのカロリー制限がさらに悪循環になり、
カルシウムの摂取量が減り、糖尿病が悪化します。

 

 

そのうえ、糖尿病の方は、普段から腎臓に負担がかかっているため、
吸収の悪いカルシウムを大量に摂取すると腎臓の負担が大きくなります。

 

 

糖尿の方が食品や健康食品のカルシウムを摂取する場合は、
一度に200mg以内の摂取にとどめ、複数回摂取するようにしましょう。

 

 

また、医薬品のカルシウムを摂取する場合は、
腎臓の負担はかからないため、指定通りの摂取でもいいでしょう。

 

 

糖尿病の予防や改善、インスリンの分泌をスムーズにするためにも、
糖尿病の方ほど、積極的にカルシウムを摂取するようにしましょう。