カルシウムの効果・効能

カルシウムの効果・効能

カルシウムの効果・効能

カルシウムの効果・効能

カルシウムを上手に摂取すると、
骨に関してだけでなく、様々な効果効能があります。

 

 

特にカルシウムを多く摂取したほうがいい方は、
発育期の子ども、妊婦、授乳婦、高齢者が挙げられます。

 

 

これらの方は、カルシウムが不足すると、様々な体の不調や病気、
疾患の原因となりますので、積極的にカルシウムを摂取しましょう。

 

 

◆骨や歯をつくる

カルシウムは骨や歯の構成成分で、健康な体の土台となっています。

 

骨は体を支えて姿勢を保ち、内臓を守るとても重要な働きをしています。

 

骨はカルシウムの貯蔵する役割もあり、体内でカルシウムが不足したときに、
貯蔵しておいたカルシウムが血液中に溶け出して不足分を補います。

 

また、歯は体の中で最も硬く、主にカルシウムからできています。

 

 

◆骨粗しょう症の予防

骨は、新しい骨をつくる「骨形成」と
古くなった骨を壊す「骨吸収」という骨代謝が毎日起こっています。

 

しかし、骨を壊すばかりで骨形成が追いつかなくなると、
骨にあるカルシウムが少なくなり、スカスカの骨になってしまいます。

 

このように、骨がもろくなっている状況では、
少しの衝撃で骨折してしまうことになります。

 

特に高齢者の場合、寝たきりの原因の第一位が
転倒による骨折であるため、注意が必要です。

 

予防のためには、カルシウムの摂取量を増やし、
骨のカルシウム量を増やしておくことが何よりも重要です。

 

骨形成のピークは20歳前後で、
大体35歳を過ぎるとカルシウムの骨への吸着が難しくなってしまいます。

 

 

◆認知症の予防

カルシウムは、認知症の予防に効果があります。

 

認知症は約4種類ありますが、
そのうちの8割の認知症がアルツハイマー型と脳疾患型です。

 

(アルツハイマー型の認知症)
カルシウムが不足すると副甲状腺ホルモンが分泌され、
骨からカルシウムを溶かし出し、脳の海馬の細胞へ押し込みます。

 

カルシウムが海馬の細胞の中で増えてしまうと
一時的に記憶の障害が発生してしまいます。

 

更にカルシウムが海馬の細胞ので増えると
海馬の脳細胞は死んでしまい認知症などの原因にもなります。

 

また、これ以外にも、心理的ストレスを長期間受けると
海馬の神経細胞が破壊され萎縮します。

 

(脳疾患型の認知症)
カルシウム不足により、カルシウムパラドックスが起こります。

 

すると、血管の硬質化による動脈硬化が起こり、
脳の血管が詰ったり、切れたりして脳細胞に栄養が届かず、
脳細胞が死滅し、脳萎縮が進んでしまいます。

 

骨粗鬆症の方に脳疾患が多いのは、
カルシウムの関係があるとされています。

 

アルツハイマー型と脳疾患型のどちらにしても、
その原因は、カルシウム不足にあるといえます。

 

 

◆精神安定

カルシウムは天然の精神安定剤ともいわれ、
精神が異常に興奮している場合に抑える働きがあります。

 

視覚や聴覚から得た大量の情報は、
神経伝達物質として神経細胞間を伝わっていきます。

 

カルシウムが不足すると、情報がうまく伝わらず
錯乱し、神経の過敏や興奮状態になってしまいます。

 

これが、イライラや怒りやすい、不眠の原因となり、
酷くなると、うつ病や不安障害、パニック障害をになります。

 

また、カルシウム不足は自殺率と関係していいるともいわれます。

 

そのほか、最近の社会問題である凶悪犯罪や家庭内暴力、
校内暴力などの不幸な出来事の原因は、カルシウム不足も関係しています。

 

 

◆その他のカルシウムの効果・効能

・高血圧症の予防

 

・うっ血性心不全の予防

 

・動脈硬化症の予防

 

・ダイエット(特に腹部の脂肪燃焼を促進)

 

・痔の改善

 

・腰痛の改善

 

・虫歯の予防

 

・歯周病の予防

 

・月経前症候群の改善

 

・老化防止

 

・不眠症の改善

 

・白内障、緑内障の予防

 

・甲状腺の健康(甲状腺ホルモンの原材料)

 

・糖尿病の予防(インスリンの分泌に作用)

 

・痙攣や足のつりの改善

 

・子供の発育を促進